iPhone5からZenFone5に切り替えて ハードウェアの違い、iOSとAndroidの違いをレビュー
2017/03/20
11月中旬からAndroidスマホのZenFone5を使用しだして、2ヶ月がたちました。
12月末まではデータ通信のみの契約で、iPhone5との2台持ちでしたが、使い勝手は非常に良かったです。
私の使用はデータ通信メインなので、その期間もほぼZenFone5のみ使用していました。
今日はiPhone5から切り替えてZenfone5を2ヶ月使った感想を書いていこうと思います。
ハードウェアの比較
サイズ
やはり一番違うのは画面サイズです。ZenFoneを使った後にiPhoneを使うとどうしても画面が小さく感じてしまいます。
液晶の解像度はiPhone方が高いのですが、大きな差は特に感じませんでした。
しかし、本体サイズも大きく、片手ではバックボタンを押すのが大変なので、もう少し本体が小さいほうが私は使いやすいです。
物理キー
iPhoneの物理キーはかなりしっかりしていて、押し間違えるようなことはありませんでした。
ZenFoneは本体サイズが大きいこともあり、本体を持った際に側面についている電源ボタンや音量ボタンを間違えて押してしまうことがたまにあります。
動作
ZenFoneでゲームはしていませんが、通常のwebブラウジング等に特にストレスを感じたことはありません。
単純には比較できませんが、スペック上はメモリ、CPUはiPhone5よりいいので当然かもしれません。
バッテリー
iPhone5のバッテリーの持ちは購入当初からいいと感じたことはありませんでしたが、それと比較すると十分持つ(普通に使って1日は大丈夫)という印象です。
実際iPhone5のバッテリーはあまり良くないと言われていて、バッテリー交換プログラムが行われたりもしていましたが、私の機種は対象ではありませんでした。
スマホのバッテリー消費が多く感じる原因は、ハードウェアのせいだけではなく、バックグラウンドで動いているソフトウェアが原因な可能性もあります。
フォアグラウンドで使っているアプリの電力消費は仕方ないとしても、使っていないうちに勝手に減っていくのは許せません。
iPhone5を使っている時にも、ソフトウェアが原因なのでは、と思う現象は見られたのですが、原因は結局よくわかりませんでした。
後述するように、Androidではより詳細に調査することができました。
充電の速度
バッテリーの容量のせいもあるかもしれませんが、iPhoneと比べると充電されるスピードが遅い気がします。
カメラや音
Zenfoneのカメラは機能は多いのですが、iPhoneのほうが画質はいいです。センサーに差があるのでしょうか。
設定の問題かもしれませんが、Zenfoneはスピーカーフォンからの音が小さいと感じる事があります。
ソフトウェアの比較
Androidのほうが良い点
アプリ連携
iOSを使っていて、不満だった点にアプリ間の連携があります。
例えば、ブラウザでみていたサイトのURLをLineで送りたい場合、アドレスバーをタップして、URLをコピーして、ホーム画面に行き、Lineを選び、トークを選んで、貼るというように、かなり手間がかかっていました。
一応連携機能がついているアプリはあったのですが、アプリ独自で対応していないといけないようで、かなり用途が限定されていました。
AndroidではOSの標準機能でアプリ間の連携がサポートされているようで、(インテント、というそうです)ほとんどのアプリがサポートしています。
上記の例の場合、連携ボタンを押して、Lineを選び、トークを選ぶだけで貼付けることができます。
一度ホーム画面にいき、アプリを探すのが結構手間なので、これはかなり便利です。
対応しているアプリが多く、リストが長くなるのが欠点ですが、よく使うものは上の方に自動的に配置されるので特に問題はありません。変更したければ、リストを編集できるアプリもあるようです。
バッテリー消費の原因分析
バッテリー消費が速い場合、Androidはどのアプリの電力消費が多いかを調べることができます。またCPUの状態等、ハードウェアの情報を調べるアプリもあります。
ZenFoneでもたまに使っていないのに、バッテリー消費が速くなることがありましたが、対処することができました。
このときの対応は別の記事にまとめたのでご参照ください。
iOSのほうが良い点
アプリの権限管理
アプリの権限管理に関してはiOSのほうが、優れています。
androidの場合、アプリの権限はインストールの際に確認されるのみですが、iOSはインストールした後に個別に制御することが可能です。
アプリのある権限が気になった場合、androidはインストールしないという選択肢しかありませんが、iOSではインストールして、その機能のみ許可しないということができます。
またandroidでは位置情報の取得にGPSを使うか、wi-fiや携帯電話ネットワークの情報を使うか、といった制御がOSレベルではできるのですが、この設定がアプリごとにできれば便利だと思います。
あまり正確性を求めない、天気予報の現在地などにはGPSを使わず、マップ等詳細が必要なアプリにはGPSを使うなど個別に制御できるとバッテリー消費を抑えることもできそうです。
今はアプリの実装でどのレベルの位置情報を使うかが決まっているようで、ユーザーのほうから選ぶことはできません。
その他
アプリでのwebコンテンツの表示の違い
アプリでURLを選択したときの挙動にしばらく違和感がありました。
iOSの場合、アプリ内のweb viewで表示されることが多いですが、Androidの場合、ブラウザで開かれるケースがほとんどです。最初は他のアプリに遷移してしまうことに違和感がありました。
しかし、バックボタンで前のアプリに戻るというのに慣れれば、Androidの動きの方が、表示するブラウザを選べるので良い気がします。
アプリの互換性
主に使っていたのはwebブラウジング、メール、ツイッター、Line、web漫画のアプリくらいなので、特に互換性を気にすることはありませんでした。
Androidの自由度
多少Androidの自由度の高さに期待しすぎていました。ホームアプリのカスタマイズ等をやる気はあまりないので、私の使用状況では実質iPhoneと変わらない気がします。
ZenFoneを2ヶ月使用しましたが、iPhoneと比べて、大きな不満はありません。
コストの差を考えると、なかなかいい買い物をしたのではないかと思います。